第109章

修復

夜明けがもたらした光は、ありふれたものではなかった。太陽の最初の光条は黄金色に燃え、生き物めいた異様な強さを帯びていて、霧はまるで女神その人の指先に触れられたかのように淡く輝いた。修復の日が訪れたのだ。

マークは聖なる間の鏡の前に立ち、儀式用のチュニックを胸もとにきちんと折り重ねていた。鏡に映る自分は、見慣れているはずなのにどこかよそよそしい。かつて影に身を縮め、自分の居場所もわからずにいた臆病な少年の面影はもうない。ガラスの向こうの若者は、眼差しに揺るぎを宿していた――重さはある。だがそれだけではない。力があった。

外では太鼓が規則正しく鳴り響き、群れを集いの野へと呼び寄せていた...

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